子供のころからできる矯正って!?

基礎知識

2022.01.11

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こどもの歯並びが悪くなる原因って?

歯並びが悪くなる(不正咬合)原因には、様々な要因がありますが、大きく分けると「先天的なもの」と「後天的なもの」の2種類に分けられます。今回は、その後天的原因の1つである筋機能の改善を目的とした筋機能矯正装置である、最近話題のトレーナーシステムでの筋機能訓練について書いていきたいと思います。

不正咬合の原因には、幼少期の生活習慣や癖などが大きな影響を及ぼすことがあります。舌突出癖や指しゃぶりが開咬や上顎前突を招くほか、アレルギー性鼻炎などによる口呼吸の習慣が、口腔周囲筋の弛緩につながることもあり、頬杖を突く癖が顎の変形を招くこともあります。ではなぜ、それらの「癖」が歯並びをわるくすることになるのでしょうか?

それは歯列が口腔周囲筋、または舌との調和がとれた場所に位置する性質を持つからです。歯並びの安定にとって、非常に大切なのはバランスの取れた口腔周囲筋と考えています。

例えば、歯列の内側から歯列を支える舌の筋肉と歯列の外側である唇側からの筋肉の強さのバランスが悪く、舌の筋肉が強い、もしくは唇側の筋肉が弱いと開口や出っ歯になってしまいます。歯並びや咬み合わせの形成には、、こうした後天的な筋肉の不調和を舌や口唇、頬などの口腔周囲筋のトレーニングにトレーナー装置、口腔筋機能療法(MFT)などを用い整えていくことが必要になります。咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善、および呼吸をはじめとした口腔機能の改善効果が期待できると各歯科の学会でも言われています。

口腔筋機能療法(MFT)とは?

歯並びは、口唇と舌、頬の力が調和した位置で形成されていきます。お口の筋肉のバランスが悪いことで起こる歯並びの乱れは少なくありません。こうしたお口の筋肉を正常に働かせ、様々な悪影響を防ぐために行うのが、「口腔筋機能療法(MFT)」です。MFTは、訓練によってお口の筋肉を鍛えることで口腔環境を整えていく治療法です。お口周りのトレーニングによって口唇や舌、頬などの筋肉を強化したり、正しい飲み込み方を練習したりします。こうした訓練を繰り返すことで、舌や口唇の正しい位置を覚えたり、正しい飲み込み方を習慣化させたりしていきます。(日本口腔筋機能療法学会HPより)

「トレーナー」と呼ばれる筋機能矯正装置のご紹介

主に成長期の上下顎の関係の改善に用いられます。シリコン系やポリウレタン系の柔らかい素材で作られていることが多く、お子様の歯型を型取りする必要もないので、型取りが苦手なお子様にも安心です。また、取り外し式ですので、お手入れも簡単で清潔に保つ事も出来、食事中は外して、その後の歯磨きも普通に出来ますので、虫歯のリスクも少なくなります。上下一体型になっており、余計な筋力を排除したり、舌の位置を適正な位置に誘導したりします。口腔周囲筋を訓練する為の装置なので、トレーナーを入れることで舌や唇の筋肉の正しい使い方が身についていき、悪癖の改善につながります。

更に、MFTを組み合わせる事で大きな治療効果が期待できます。代表的なものに、オーソテイン、プレオルソ、マイオブレースなどがあり、特にオーソテインはアメリカで90年の実績がありますので、使用方法、適応症を的確にご使用いただければ大きな効果が見込まれることは間違いありません。ただ、全ての症例に適応できるわけではなく、専門的知見を有した歯科医師の診断の元、歯科医師の指示でご使用ください。医療機器ですので、患者様ご自身で購入することはできません。使い方を間違えると逆効果になってしまうこともありますので、ご注意ください。

デメリットとしてはトレーナー装置では、ワイヤーを用いた矯正方法のように自在に歯を動かすことはできません。機能的な改善が進み、あとは前歯の少しのガタガタをきれいにしたいのであれば、アソアライナーに代表される、マウスピース型矯正装置をご使用いただける場合があります。患者様の症例によっては、拡大装置(取り外し式、固定式)を併用することもあります。基本的な流れは、成長期にトレーナー装置を使用して機能的な改善をし、永久歯に生え変わったところで、必要であればマウスピース型矯正装置やワイヤー式の矯正装置でかみ合わせの調整ときれいな配列をすることになります。

それと、非常に重要なことですが、患者様自身の協力が必要になります。使用しなければ治療は全く進みませんし、入れているだけでは効果が薄い場合があり訓練を毎日する必要があります。トレーナータイプの装置自体は、かなり以前から存在しているもので、特に最新の装置ではありませんが、きちんと使用されれば効果はあり、実績もあります。機能的な改善がされないまま、歯列だけをきれいにしても直ぐに後戻りを起こしてしまったり、そもそも治らないと言ったことにつながりかねませんので、原因を見定め、どのように治療を進めるかを診断できる専門的知見を有する歯科医師の元で治療を始めることをお勧めいたします。

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