歯科の世界ってデジタル化、どこまですすんでいるの?

基礎知識

2022.01.11

twitter icon facebook line

今、世の中では急速な勢いで社会のデジタル化が進んでいます。身の回りのものではスマートフォンが良い例でその進化は目を見張るものがあり、電話のみならず位置情報、インターネット、情報の共有など、以前では考えられなかったことが起こっており、また、デジタル化によって人間関係や社会のあり方まで変わってきているように感じます。このデジタル化の波は当然のように歯科にも押し寄せており、歯科治療の方法は、以前と全く違った物になりつつあります。

これまでは、歯型を印象材(粘土のような材料)でとった後、石膏を流し込んで、模型を作ってそれを元に様々な技工物を作っていました。(弊社も例外ではなく従来はこの方法)デジタルデンティストリーという言葉が歯科業界ではよく耳にするようになってきました。要はデジタルデータ化することから始まります。最近では、CTデータ(これもデジタルデータ)との重ね合わせ技術により、骨の中の状態と口の表面の状態が一度に分析可能となり、インプラント治療などより精密に行えるようになっています。

「口腔スキャナー」という言葉も歯科業界でない方々もご存じの方がいらっしゃるのではと思います。何を指しているかというと口腔内を小型カメラ(口腔内スキャナー)で連続撮影しコンピューター上に立体画像を再現する機械の事を言います。簡単に言うとアナログからデジタルに移っているという事です。従来だと印象材とよばれる「ぐにゃっとしたもの」で口腔内を型採りし、注いだ石膏模型上で技工士が技工物を製作していました。従来の型採りが口腔内スキャナーで型採りになり、石膏模型上で技工士が製作していたものがデータで送られ、3Dプリンターで造形し作製できる様になりました。では歯科医院が導入にあたってのメリット、デメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

メリット

〇患者様のご負担軽減

従来法の印象(型取り)では、印象材を口にいれる為、時間もかかり手間も多いものでした。口腔内スキャナーはコンパクトなヘッド部分(ワンド)で光学スキャンするので、嘔吐反射のある患者様でもストレスフリーに治療を受けられると思います。

〇印象材・石膏等の消耗や模型の郵送がなくなる

従来法の印象ではアルギン酸やシリコン印象材を使い、石膏を流し込んで模型を作る為、人的ミスが起こることもあります。光学スキャンによる印象採得ではこういった人的ミスもデータなのでおこりにくいことが挙げられます。また印象材や模型を送るための郵送の手間がなくなり、コスト削減とセットまでの時間短縮が可能となります。

〇データがデジタルなので管理しやすい

印象材で歯型を取った場合は、模型の保管場所が必要となります。口腔内スキャナーの場合はデータの為、物理的に場所を奪うことなく保管できます。また模型を破損してしまうといったリスクもなく、過去のデータもスムーズに引き出せます。デジタルデータの為、共有しやすいという利点も考えられます。

デメリット

〇初期費用が高額である

メーカーや機種により様々ではありますが、口腔内スキャナーの価格は約500万~1000万円と高額です。小規模型のものでも約200万~500万円します。

〇対応できる歯科技工所がまだ少ない

歯科医院で口腔内スキャナーを導入しても、いつもの歯科技工所が対応していないことも多くあります。(アソインターナショナルではデータのご依頼にも対応しております!)

〇使用方法やエラーが出た時の対処に困る

最低限の操作方法をメーカーや販売担当者に教わっても、精度の高い光学印象の採得方法など慣れが必要。またエラーが出た時に対処法がわからず作業が滞ってしまうこともあります。

これからの未来へ

模型化したい場合のみ3Dプリンターモデルとして起こすことができ、もし破損や紛失してもデータがある限り何度でも製作可能です。弊社では歯科医院よりお預かりした患者様の口腔内データをアソインターナショナルが所有する高性能3Dプリンターで、高精度で造形します。バーチャルセットアップ、アライナーなど様々な矯正装置の製作が可能です。形態をそのままデータ化することができるので、遠方の歯科医師や歯科技工士との情報交換が容易になります。またデータを集積することができるので、歯科治療法の発展にもつながるでしょう。患者様にとっても快適で高効率なデジタルテクノロジーと言えるのではないでしょうか。

現在日本国内の歯科医院で口腔内スキャナーを導入しているのは約10%と言われています。歯科のおけるデジタル化は急速に進んでしますが、完全に普及しきっているわけではありません。アメリカでは普及率が進んでおり、今後日本でも普及率は高まってくることでしょう。こういった世間の状況、時代の流れもあり歯科技工は職人の技とデジタルが融合した段階へ現在進行形で移り変わっており、歯科医院、企業、技工所がこの流れに乗っているところでしょう。アソインターナショナルでも日々研究開発をおこなっており時代の流れに柔軟に対応し歯科医療。矯正に特化した分野で一端を担う責任を持っていきたいと考えています。

twitter icon facebook line

Contact For Doctors

アソインターナショナルへの、ご相談、資料請求はこちらからお問い合わせください。

当ウェブサイトは、お客様のウェブ体験を向上させ、当ウェブサイトへのアクセスを分析するためにクッキーを使用しています。弊社のウェブサイトのご利用に関する情報は、お客様が提供した、またはお客様の使用履歴から得た情報を、弊社パートナーと共有します。 詳細については、プライバシーポリシーをご参照ください。