話題のマウスピース矯正ってなに?

基礎知識

2021.06.26

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近年、矯正歯科治療の中でも注目が集まっているマウスピース矯正。芸能人やモデルなどがマウスピース矯正で治療していることをメディアやSNSで公表、発信していることもあり、多くの人々が耳にしたことがあると思います。「見えにくい」「手軽」といった言葉も聞かれますが、このマウスピース矯正とは実際どのようなものなのでしょうか。

マウスピース矯正とは、簡単に言うと、薄くて透明なマウスピース型の矯正装置を装着することで歯並びを治す歯科治療です。患者さんの歯の型を採り、その型をもとに、一人ひとりのお口に合わせて作られているオーダーメイドで、樹脂でできています。プラスチックの弾性を利用して必要な矯正力を加えることで歯を移動させていきます。1つのマウスピースを決められた日数の数週間使用し、歯が一定量動いたら、次の新しいマウスピースに交換し、希望の歯並びになるまでこれを繰り返していきます。矯正治療で一般的に用いられるブラケットやワイヤーといった金属の器具を使用せず、透明度が高いマウスピースを装着するため、周りの人から矯正治療をしているとは気づかれにくいです。

マウスピースは患者さんご自身で取り外しをします。マウスピースの端を爪で引っかけて外しますが、爪が長い方やネイルをしている方は、専用の引っかけて外す道具があるのでそれを使うと簡単に外すことができます。お食事とブラッシングの時以外はお口の中にはめていてもらいます。色々なメーカー、種類のマウスピースがありますが、一般的に17時間~22時間くらいの装着が必要となります。この時間が短いと、予定通りに歯は動かず、動きが遅かったり、治療中に元の歯の位置に戻ったりして、治療が長引いてしまいます。

マウスピースの装置を初めて装着した時は、違和感や、痛みを感じることがあります。個人差がありますが、お口の中に馴染みやすい材質なので通常2~3日で慣れることが多く、発音などに支障をきたすことも少ないので、マウスピースを付けたままで会話もできます。マウスピースの取り扱いですが、食事の際は外して専用のケースに入れます。外さずそのまま食事してしまうと、マウスピースが変形したり、割れたりします。温かい飲み物を飲む際も注意が必要です。熱に弱い素材なので、熱いものをお口の中に入れると、それも変形の原因となります。よく“熱湯消毒”と言って、マウスピースを熱いお湯の中に入れたり、かけたりする方がいらっしゃいますが、変形してしまうので絶対やめましょう。

お手入れの方法は、1つのマウスピースを長くて2週間程度の使用なので、やわらかい歯ブラシ等で軽く水洗いするだけOKです。匂いなど気になる方は、専用の洗浄剤を使用することで、より衛生的で気持ちよく使えます。時々、出先でマウスピースを外す際、ティッシュペーパーや紙ナプキンに包み、そのままバッグやポケットに入れてしまい、間違って捨ててしまったり、壊してしまう方がいます。また、あまり人前でマウスピースの取り外しをおこなう方は少ないとは思いますが、以前テレビ番組で、マウスピース矯正をしている女性芸人さんが、食事中に外したマウスピースをテーブルの上にそのまま置いていることを話し、相方の芸人さんから、汚いのでやめてほしいと言われていました。唾液が付いたものをそのまま食卓に置くのは不衛生ですし、見た目的にも周囲の方に不快感を与えてしまうので、レストランなどの飲食店や公共の場でマウスピースの取り外しをおこなう際は、化粧室など人目に付かない場所で外し、専用のケースに保管しましょう。

自分で取り外しができる矯正装置なので、メリットが多くあります。従来のブラケット治療、ワイヤー治療と呼ばれる、歯の表や裏側に金属等の器具をつける矯正方法の場合、金具やワイヤーと歯の間に食べかすが挟まったり、詰まったりしてしまうことがあります。また、矯正装置にくっつきやすい物、固い食べ物は控えなくてはいけませんが、マウスピース矯正は装置を外して食事をするので、そういった食べ物の制限がなく、通常の食事を楽しめます。歯磨きも、装置が邪魔でうまく磨けないということがないので、いつも通りにブラッシングでき、お口の中を清潔に保つことができます。せっかく歯並びを治して、健康できれいな口元を目指しているのに、虫歯や歯周病になってしまうのは残念ですよね。金属やワイヤーを使用しないので、楽器やスポーツなどをされている方でも、口の中を怪我する心配がなく、同様に金属アレルギーの方も安心して矯正治療することができます。また、結婚式や写真撮影など大事なイベントの時は一時的に外すこともできます。

こういったマウスピース矯正の優れている点はたくさんあるのですが、どんな歯並びの患者さんにも適応するわけではありません。抜歯をおこなって大きく動かす必要がある場合や、顎の大きさと歯のバランスが合っていない場合、顎のズレなど骨格に問題がある場合など、マウスピース矯正だけでは残念ながら改善が難しいケースが多々あります。ぜひ、十分な知識、技術を持った歯科医師に相談し、ご自身に合った矯正治療の方法を選んでください。快適な矯正治療ライフとなりますように!

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